「品川台場」攻略

日本100名城の1つ、124番目の品川台場についてまとめます。江戸末期に造られた、対外国船用の要塞です。内容と妄想の一部を紹介します。個人的な考察のため、悪しからず。なお、この城の歴史に関しては他のサイトでも紹介されているため、ここでは触れません。

場所

東京都江東区東京テレポート駅」から徒歩15分くらいの場所にあります。駅からレインボーブリッジに向かって歩いていけば、台場公園に到着します。ここが目的の場所。詳しくはお台場エリア周辺の公園オフィシャルサイトにて。

参考ですが、私は江戸城攻略後に品川台場に行きました。江戸城周辺とは異なり、何もイベントがなければ人も少なく、散策しやいです。

外国から江戸を守るための壁

ペリー来航後、外国の脅威から守るために築造された、石垣の要塞です。完成された台場は全部で6基だったらしいですが、今日では埋め立てや撤去で2基のみが残っています。そのうちの1つ、台場公園になっているのが第三台場。ちょっと先には第六台場。戦国時代とは全く異なる趣の「城」です。

重厚な砲台と火薬庫

西洋から知識を取り入れ、砲台を作り、この場に設置しました。復元された砲台跡からは江戸初期の砲台とは異なる、重厚な石造りです。400年経てば、それだけ技術も発達するのもわかります。

大砲を使うためでしょうか、火薬庫もそばにはあります(写真では全然見えませんが…)。

陣屋の土台

この台場の陣屋となる建物の土台もしっかり残っています。個人的には建物はこれだけ?と思ってしまいましたが…

この辺りは戦国時代の城でいう、本丸にあたります。石垣に囲まれた、この場所はまさに城の中心と言えます(ちょっと大げさかな)。

所感

初めて幕末の城を攻略しました。やはり戦国時代のそれと比べたくはなりますが、そもそも築く目的が異なります。江戸湾、ないしは江戸を外国から守るための建造物です。いまではレインボーブリッジの傍にある第三台場ですが、当時はどのように築造したのでしょうか。資料では昼夜かけて作ったらしいですが、ただ土地を埋め立てるのとは違い、沖に石垣を造るのは至難の作業になるに違いありません。戦国時代や現代とは異なる建造物を見ながら、そんな考えに耽ってもいいかも。

 ぜひ品川台場に行ってみてください!