「江戸城」攻略

日本100名城の1つ、21番目の江戸城についてまとめます。時代とともに目的が変わり、様々な歴史の舞台となった、まさに歴史的な城です。内容と妄想の一部を紹介します。個人的な考察のため、悪しからず。なお、この城の詳細な歴史に関しては他のサイトでも紹介されているため、ここでは触れません。

場所

江戸城は東京都千代田区「東京駅」から徒歩10分くらいの場所にあります。大手門から入り、当時の石垣や本丸跡を見ることができます。今日では外国人が多く、大変人気の観光地と言えます。具体的には宮内庁のホームページにて。

参考ですが、私は江戸城攻略後、その足で品川台場へ向かいました。アクセスはいいため、1日で回れます。ただ、東京駅はダンジョンなので、東京駅に慣れていない人(私も)は少し冒険することに。

「象徴」となる堅城

調べたところによれば、外堀を入れた惣構は千代田区が入るほどらしいですが、それだけ外からの脅威を防ぐために念を入れた造りをしています。とりあえず江戸城を見て、まず感じるのは水堀の広大さ。そこには巧みなつくりで侵入を防ぐことができます。

また、一つ一つの石が大きく、計算された美しい石垣も江戸城の特徴だといえます。まさに近世の城造りの集大成であり、代表的な城ですね。

ただ守るための堀ではない

これまで見た城の中でも、ここまでの幅をもつ堀を見たことがありません。川というより、湖のような堀が都心にあるのが不思議なくらいです。

また、横矢を造り、守り手の死角を造らない念の入れ様。泳いで侵入するには厳しいでしょう。これだけの景色を見れば、防具を着た状態で泳いで入ろうなんて絶対に思いませんが…

本丸跡に入る前からテンションは上がります。山城を攻略するときとは、全く違う感覚です。

美しい石垣

場所によって石垣の様子は変わります。堀の石垣は小石で隙間を埋める打込接で乱積になっており、城内の石垣には隙間がないように石が加工する切込接で布積になっていて美しいです。天守台などの隅には、算木積と呼ばれる積み方がされ、見た目もよく安定した石垣にします。

少し探してみると石垣の中には、四角の穴が。道の両端にこの穴があるため、おそらく門があった跡でしょう。あと化粧もされているような、こんな発見もできます。そもそもこれだけの大きさの石を積み上げた石垣を、クレーンもない時代にどのように造ったのでしょうか?

所感

今では高いビルが多く立つ都心で、これだけ広く残された場所には感動ものです。天守は明暦の大火で焼失以降、復元されていませんが、当時のこの地に天守があったとしたら、とても大きく美しく見えたでしょう。

冒頭で「目的が変わった」城と書きましたが、「太田道灌の築城時」「徳川家康の江戸移封後の改築時」「徳川家康の天下普請時」「大政奉還後」の少なくとも四期で目的が変わっているはずです。規模も施設も変化しながら、今日に至る経緯を考えるととても面白いですね。

ぜひ皆さんも江戸城に行ってみてください!