「犬山城」攻略

こんにちは、びぶんです!

日本100名城の1つ、「犬山城」についてまとめます。だいぶ前に行った城ですが、その時の印象を文章に残します。

木曽川が背後を守る犬山城は、近くにいるだけでとても安心できる城です。優雅な木曽川、少し高いところから見守る天守天守が常に見える城下町。ほっとするような印象があります。

今回はミニベロと呼ばれる小型車輪の折り畳み自転車を持って行ったため、自転車での満喫した内容を書いてきます。

なお、この城の詳細な歴史に関しては他のサイトでも紹介されているため、ここでは触れません。

場所とルート

愛知県犬山市にある犬山城岐阜県との県境に近いところにあります。別名「白帝城」。観光地としても有名です。

近い駅である犬山駅までは、

といろいろな駅から行ける位置にあります。

ちなみに僕は、名古屋城小牧山城犬山城の順番で行きました。1日目に名古屋城小牧山城に行き、犬山城の近くまで移動して、2日目に犬山城に行きました。いやー満喫です。

しかも、今回はミニベロと呼ばれる小型車輪の折り畳み自転車を持っていきました。電車にも載せられるため、移動が簡単になり、小牧山城までの道のりや犬山城周辺の散策が楽になりました。

では、歩きではなく自転車でどのようにめぐってきたかというと、こんな感じです。

犬山駅から行くなら、いきなり天守に行くのもよいですが、木曽川の対岸からの景色を眺めるなど周辺を見た方がよいでしょう。個人的な考えですが、攻め手の気持ちで城の周辺を見るためです。川沿いにはベンチもあり、木曽川犬山城天守を正面で見ることができます。

そして、西に行ってライン大橋。ここはかなり高いところに橋があることから、恐怖が掻き立てられます。高所恐怖症の僕からすると大変怖かったですが、ここからも天守を眺めることができます。

橋を渡って、続いて犬山城天守近くです。天守近くまで行こうとすると坂道が一度はあるので注意です。

さて、自転車については、犬山市文化史料館の前に自転車を止められるスペースがあります木曽川沿いはサイクリングコースにもなっていることから、ロードバイクで来る人も多く、ロードバイクためのスペースになっていそうです。しかし、早い者勝ちなのでここも注意。

あとは犬山城天守に向かうだけです。途中にいくつかの神社があります。そして、上の地図には入れてませんが、西側の緑地やサイクリングコースも行きました。見どころは多いですね。

それでは、見た犬山城の印象は次で書きます。犬山城の詳しい情報は公式ホームページにて。

国宝犬山城
https://inuyama-castle.jp/

近くにいて安心する城

さて、犬山城の印象を書いていきます。まず感じるのは近くにいて安心できるということ。僕が思うポイントは4つです。

  • 北側を守る天然の堀「木曽川
  • 小高い山の上の天守を守る道と堀
  • 城下町にも攻めにくい仕組み
  • 小高い山から顔を出す天守の存在感

1つずつ書いていきます。

北側を守る天然の堀「木曽川

上でも書きましたが、木曽川の対岸から見る景色は素晴らしいです。

まず川幅の広いことが印象的です。天然の堀になっているため、北側から攻めるのは容易ではありません。しかもどの箇所も浅いところがなく、当時は橋がないため、遠回りしないといけません。

いいところに作りますよねー。北側から攻めるのは難しい。となると東か南からになります。

東も小高い山になっており、現在は成田山名古屋別院があります。頂上からの景色は犬山の街並みを一望でき、もちろん天守も確認することができます。当時、これだけ高いところがあれば天守の周辺は筒抜けです。

小高い山の上の天守を守る道と堀

では天守まで行きましょう。麓には神社がいくつかあり、神聖な場所のイメージを持つことができます。参道を道なりに行くと、天守までの道ができます。

くねくねと曲がっており、登り道になっています。この曲道と城門がこの道で攻める攻め手を阻んでいたでしょう。特に道の左手にある、樅の丸(もみのまる)が少し高い位置にあることが特徴的で、ここから鉄砲や弓で撃たれればひとたまりもありません。

また、その道の横を見ると空堀があり別ルートからの攻める手段を排除していることが分かります。意外に深く掘られており、たとえ堀がある方から攻めた場合、堀に落ちて弓や鉄砲で狙われるのがオチです。天守あたりまで攻められたとしても、防御としての役割をうまくはたしていると言えます。

城下町にも攻めにくい仕組み

城下町も簡単に入れるような仕組みにはなっていません。犬山城は町自体を堀で囲む惣構の構造をしています。

天守の周辺は三の丸と呼ばれ、現在は一直線の道になっていますが、当時は虎口があり、曲がって入る必要がありました。そのため、ここまで来た勢いのある軍はここでスピードを落とし、守る側はここで狙う位置が可能です。

また、城下町を囲むように堀や虎口がいくつかあったとされますが、僕は行けませんでした。ここはもう少し計画を立てればよかったと反省…

詳しく書かれている方がいらっしゃるため、こちらのリンクを貼ります。次回行く際はちゃんと巡ってみたいです。

犬山城下町は惣構え(そうがまえ)で、出入り口(虎口)は4タイプ、8か所あったのだ。
https://www.takamaruoffice.com/inuyama-jyo/soukamae-inuyama/

さてこうしてみると、南から攻められることが分かっているからこその街づくりですね。天守周辺だけではなく、城下にも守る設備が備わっており、町も含めて城になっていることが分かります。

小高い山から顔を出す天守の存在感

この天守はどの方向からも見ることができます。まさに犬山を守っているかのようです。

そんな犬山城ですが、やはり有名なのが、現存する木造天守があること。望楼型の複合式天守であり、最上階には廻り縁があります。山の上にあることもあり、城下町はもちろん木曽川など周辺の景色は最高です。

もちろん景色もよいのですが、天守内も様々なものを見ることができます。

  • 複合式天守と呼ばれる所以の付櫓
  • 野面積みで城を支える石垣の内部
  • 最上階の赤いカーペット

など見どころは多いです。名古屋城のような大きい層塔型の天守もまた違う雰囲気を感じることができます。

まとめ

今回犬山城を散策して、印象に残ったポイントは4つでした。犬山城に行く際は注目してみてください。

やはり自然を生かした城は堅牢なイメージです。木曽川がそれを実現しています。また、城下町を囲む惣構の構造、内部の空堀など防御の仕組みは多くあります。

これまでいくつか城に行ってきましたが、自転車でいろいろな景色を巡るのは初めてでした。何度も書きますが、木曽川犬山城天守の景色は最高です。

ぜひ犬山城に行ってみてはいかがでしょうか?